[アップデート] AWS Cost Explorer が時間単位およびリソースレベルの粒度で確認できるようになりました

[アップデート] AWS Cost Explorer が時間単位およびリソースレベルの粒度で確認できるようになりました

AWS Cost Explorer で時間単位およびリソースレベルの粒度でコスト状況を確認できるようになりました。
Clock Icon2019.11.14

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本日のアップデートで AWS Cost Explorer で、より粒度を細かく使用状況を可視化できるようになりました。

アップデートの内容は以下のとおりです。

  • 時間単位での使用状況
    • 過去14日間分を参照できます
  • リソース別の使用状況
    • 執筆時点では EC2 サービスの使用状況のみ

それでは早速確認してみます。

時間単位とリソースレベルのデータの有効化

注意点

時間単位とリソースレベルのデータを参照するには、AWS Cost Explorer の設定メニューから有効化する必要があります。が、ここで注意いただきたいのは以下の2点です。

  • 時間単位とリソースレベルのデータの有効化は、支払いアカウント(Payer-account)からのみ設定可能
  • 時間単位とリソースレベルの情報の保存とアクセスにより、1,000 行項目あたり 0.01 USD のコストが発生

請求代行など、一括請求(コンソリデーティッドビリング)配下のアカウントをご利用の場合、代行サービス業者のポリシー等によってご利用いただけない場合があるかもしれません。

有効化してみる

AWS Cost Explorer を開きます。有効化していない場合、以下のように「時間単位」や「リソース」といった項目はグレーアウトされており選択できません。

右上の「設定」をクリックし、「時間単位とリソースレベルのデータ」にチェックを入れ有効化します。

コレで有効化はOKです。設定後、しばらくの間は表示されません。2時間くらい放置したのち、再度、確認してみると表示されるようになってました!
(検証環境でほとんど稼働してないので、画にインパクトがなくてスミマセン・・・)

有効化したのは本日(11/14)ですが、有効化時点より前の情報も参照出来てますね!

なにが嬉しいのか

先日発表された 「Savings Plans」 は時間あたりの利用費をコミットメントして 最大72%割引をうけることができますので、以前よりも時間単位の利用費を確認したい場面は今後増えそうです。

おおよそのコミットメント額は「推奨事項オプション」を利用すると簡単に算出できるのですが、現時点で推奨事項オプションは支払いアカウントでしか利用できません。

Recommendations are calculated at the Payer Account level only.
引用:Understanding Your Savings Plans Recommendations - Savings Plans

そこで AWS Cost Explorer の時間単位サポートが効いてきそうですね!(とはいえ、こちらも支払いアカウント側で有効化していただく必要はありますが・・・)

EC2やFargateが最大72%割引となる新しい料金モデル「Savings Plans」がリリースされました

さいごに

日単位でまるっとまとめられてしまっていたところが、時間単位の粒度で可視化出来るようになりました。加えて、リソース別での表示も可能です。より細かい粒度でコスト最適化を図りたい場合に是非お役立てください!

まだリソース別の表示は EC2 のみサポート対象とのことですが、対応するサービスが増えてくると良いですね!

以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!

お知らせ

今年もクラスメソッドでは多くの社員が re:Invent に参加します!現地で仕入れた最新の情報を、今年は全国6拠点で報告会を行います!たくさんのご参加、お待ちしております。

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